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習い事、最近は大人になって始める人もいます。では、次の習い事教室のうち市場規模が一番縮小傾向にあるのはどれでしょう?

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教育・文化・スポーツ・生活
公開日 2021年11月11日

解説

2010年と比べ2020年で、最も市場規模が縮小したのは、そろばん教室でした。



外国語教室やスポーツ教室が増加傾向にある一方で、音楽教室や書道、そろばん教室は減少傾向にあります。特にそろばんや書道の減少は著しく、それぞれ2010年に対し、-84.09%、-75.38%の減少でした。
音楽教室も-58.25%の減少ですが、そもそも市場規模(ここでは売上高で見ています)が、書道・そろばん合わせても音楽教室の1/7程でしかない。驚くほどの縮小ぶりです。

因みに2020年は、新型コロナウィルスの影響がある訳ですが、2019年で見ても状況は大差ありません。殆どの減少は2019年までに起きており、2020年の売り上げはこの3つの分野に関しては2019年に比べ(それまでのトレンドを超えた)然程の落ち込みは見られませんでした。

さて、以上の事は特定サービス産業実態調査(2018年まで)と経済構造実態調査(2019年から)の各業種の売上高から見た話です。

特定サービス産業実態調査は経済産業省が、サービス業の実態把握の為に行っていた統計ですが、2019年に経済構造実態調査に統合され、廃止されています。それまでの様々な業態ごとに行われていた調査を全業種一体の統計調査へと組み替えたものが経済構造実態調査です。これは各種経済関連のセンサス統計を経済センサスに改編した事に合わせた動きで、経済センサスでの調査項目とも整合性をもって設計された統計です。

習い事関係の業種の調査対象・項目は、特定サービス産業実態調査を受け継ぎ経済構造実態調査でも同様とされており、調査を跨いだ値の比較は問題が無いとされています。

然しながら、2019年(経済構造実態調査)と2018年(特定サービス産業実態調査)とでは、書道、及びそろばん教室については、大幅な減少が見られます。他の業種では大きなギャップは見られないので、あるいは統計調査の切替に伴って、実質的な調査内容の違いが生じていたのか気になるところです。ただし、繰り返しますが他の業種では大きな違いがない以上、この時点で本当に実質的な減少が起きていた事も考えられます。

なお減少の原因ですが、様々な事が考えられます。

第一に人口要因です。従来これら習い事市場の利用者は子供でした。少子高齢化に伴って子供が減少すれば当然習い事への支出も減ります。ただしそれではスポーツ教室や外国語教室の伸びについては説明が付きません。
あるいはスポーツ教室や外国語教室は昨今様々なイノベーションが行われており、伝統的なスタイルの書道・そろばん教室に対して優位性が増したのかもしれません。
共働き家庭の増加による、習い事への親のサポート時間の減少も影響するかもしれません。
これらを裏付けるためには様々なデータを調べる必要がありますが、ちょっと興味深いテーマだと思いませんか?

最後に1つだけ。家計調査では2020年は、2019年に比べ月謝(習い事等の)の支出額が大幅な下賞を見ました(二人以上世帯でスポーツ月謝は29%減)。ところが経済構造実態調査では習い事関連業種ではそこまで大きな落ち込みは見られません(スポーツ教室売上6%減)。この謎も興味深いですね。

答え

C: そろばん教室

出典

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