2020年、日本の緑茶輸出について、総輸出額の50%以上の仕向け国はどこでしょう?
ヒント!
- まさか、なのか、当然なのか
解説
2020年、日本の緑茶輸出総額の50%以上を輸入していた国は、アメリカ合衆国でした。 2020年における緑茶の輸出金額は16.188億円、そのうちアメリカ合衆国に対する輸出金額は8.436億円になります。
30%増!
アメリカ合衆国での健康志向やオーガニックブームが緑茶人気の後押しをしているそうですが、2020年のアメリカ合衆国に対する輸出金額は前年比(6.485億円)30%増と特に大幅な伸び。
これはなぜなんでしょうか?
ポリフェノールがコロナウィルスに
農水省の「茶をめぐる情勢」(2021/6)では「新型コロナウイルス感染症拡大による家庭での巣ごも
り需要の増加などを受け、過去最高額となった。」と分析しています。
一方で、緑茶に含まれるポリフェノールがコロナウィルスの発症防止に効果があるとする論文が発表され話題になりましたから、それらが影響したのかもしれません。
参考:
Identification of Dietary Molecules as Therapeutic Agents to Combat COVID-19 Using Molecular Docking Studies
COVID -19: could green tea catechins reduce the risks?
答え
A: アメリカ合衆国
出典
貿易統計
貿易統計は、経済統計に関する国際条約及び関税法に基づき、我が国の貿易の実態を正確に把握し各国の外国貿易との比較を容易にすることにより、国や公共機関の経済政策、私企業の経済活動の資料に資することを目的に作成、公表及び閲覧されるものです。
(財務省WEBサイトから)