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- 「社会保障・衛生」のクイズ
- 誰でも無料で利用可能な日本の救急車ですが、諸外国では有料化されています。では、日本のように誰でも無料で救急車を要請できるのはどこでしょう?
誰でも無料で利用可能な日本の救急車ですが、諸外国では有料化されています。では、日本のように誰でも無料で救急車を要請できるのはどこでしょう?
解説
正解はロンドンでした。
ニューヨークでは、消防局の場合、患者の搬送で84,000円、救急搬送になると143,000~155,000円ほどかかります。また、追加料金として病院までの搬送距離1kmにつき1,000円、酸素投与に約7,000円と設定されています。
民間搬送になると24,000円以上掛かります。(1ドル120円で計算)
ミュンヘンは、医師からの指示による緊急搬送に費用は掛かりませんが、医師処方がある場合で10%負担、医師処方がなければ約13,000円~77,000円ほど掛かることになります。(1ユーロ129円で計算)
シンガポールはミュンヘンと同様、緊急搬送に費用は掛かりません。SCDF(シンガポール市民防衛庁)による患者搬送は約25,000円、民間による患者搬送は約4,500~13,500円となっています。
無料で救急車を要請できる日本の制度は有難い反面、近年は悪質利用者も増加しています。本当に必要な人のために、適切に利用しましょう。
答え
C: ロンドン
出典
消防庁「平成27年度 救急業務のあり方に関する検討会 第3回資料」