- トップ
- 「企業・家計・経済」のクイズ
- 近年日本で深刻化している子どもの貧困化ですが、日本の相対的貧困率はOECDに加盟する38か国のうち何番目でしょうか?
近年日本で深刻化している子どもの貧困化ですが、日本の相対的貧困率はOECDに加盟する38か国のうち何番目でしょうか?
ヒント!
- 日本人の6~7人に1人が相対的貧困に該当。
解説
日本の相対的貧困率はOECDに加盟する38か国のうち11番目です。 ※2021年時点 日本の相対的貧困率は15.7%で、これはメキシコやリトアニアと同水準です。
相対的貧困とは
そもそも「相対的貧困」とは、その国の文化水準や生活水準と比較して困窮状態である場合を指します。餓死に苦しむなどの人間としての最低限度の生活がままならない状態である「絶対的貧困」とは異なります。
相対的貧困:その国の文化水準や生活水準と比較して困窮している状態
絶対的貧困:餓死に苦しむなどの人間としての最低限度の生活がままならない状態
ちなみにOECDが定める基準によると、日本においては単身世帯で122万円以下の年収、4人世帯で250万円以下の年収になると「相対的貧困」 に該当します。
6~7人に1人
この定義に照らした場合、日本の人口の15.7%が相対的貧困とするならば、6~7人に1人が相対的貧困に該当しますが、相対的貧困は住居や衣服からでは貧困を認知することが出来ず、絶対的貧困と比べて支援の機会を得られにくいところがあるのは想像に難くないのが現実です。
子どもの貧困化による負の連鎖
日本の相対的貧困問題の中でも「子どもの貧困化」は学習機会の平等の観点から特に問題と言えます。
金銭的理由で大学進学を断念したり、家計を支えるために子ども自身がアルバイトをしたりすることで教育格差が生まれ、その子どももまた経済的貧困に陥ってしまうという負の連鎖が懸念されています。
答え
B: 11番目