• トップ

テーマ

その他

お問い合わせ
フォロー
  1. トップ
  2. 国土・気象」のクイズ
  3. 東京の8月の平均気温が平年を下回った回数は2011年~2020年の間で何回あるでしょうか?因みに1991年~2010年では11回ありました。

東京の8月の平均気温が平年を下回った回数は2011年~2020年の間で何回あるでしょうか?因みに1991年~2010年では11回ありました。

-
国土・気象
公開日 2021年11月25日
データダウンロード可

解説

東京の8月の平均気温が平年を下回った回数は2011年~2020年の間で1回もありません。



これ自身、ちょっと驚かれるファクトですが、それ以前に「平年」や「東京の平均気温」というところから色々と突っ込みどころ満載です。その辺を楽しく見ていきましょう。

良く天気予報で「平年並み」とか「平年を上回って」という文句が使われます。
この「平年」、気象庁の定義によると、「西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値をもって平年値とし、10年ごとに更新」しているものになります。
この記事の執筆時(2021年10月)では1991年~2020年の平均値が使われている訳です。なお1991年~2020年の平均値の平年値への切替は2021年3月からでした。

一方で東京の気温、どこでどうやって測っているのでしょう。

この記事の執筆時(2021年10月)では、東京の気温は北の丸公園内の地上気象観測施設「東京・北の丸公園露場(ろじょう)」がそれです。公園内に鉄策で囲われてありますので、誰でも近くで見ることが出来る場所です。通風塔内に温度計・湿度計を配しています。
https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/news/2015/08/post_82.html

実はこの観測地点、2014年12月に移転したもので、それまでは東京・大手町の気象庁本庁舎(2020年11月気象庁の本庁舎は虎ノ門に移転しています)にありました(大手町露場)。
ビルの横に駐車場に接して芝地を囲って観測機器が置かれていましたが、大手町のビル街の只中にあって、ビル風やオフィスビルの排熱による影響を被りやすい場所でした。

・・・と、こう書くと「観測地点変わったら、測られる温度の傾向も違ってくるのでは!?」と思われた方、その通りです。東京の平年値、観測所の移転に伴って変更されています。
2014年11月までは、1981~2010年の大手町露場の計測値の平均を使い、2014年12月からは、北の丸公園露場での2012~2014年2年分の平均を平年値として使っていたのです。
8月についていえば、大手町露場の平年値は27.4度(2011年~2014年に適用)だったのに対し、北の丸公園露場の平年値は26.4度(2015年~2020年に適用)と1度も下がりました。
これはそれだけ、ビル街でのヒートアイランド効果があった事を示しているでしょう。

2021年3月以降、平年値が切り替わりましたが、東京に関しては北の丸公園露場の平均値になりますので、統計期間は他の地点のものより実際は短いものとなっています。なお、この切り替わりで8月の平均気温平年値は26.9度。0.5度上昇しています。

さて、そんな訳で東京の気温、長期時系列でみる場合観測地点の変更の効果は無視できません。
そこで、今回は観測地点変更を考慮している平年値との比較で、傾向を見てみたのですが、この10年1回も平年値を下回らない、というのは、やはり昔より暑くなっているって事なんでしょうねぇ。

答え

D: 1回も無い

出典

このクイズの関連キーワード
  • # 自然・天気