2019年度、歳入に占める地方債の割合が最も少ないのは東京都でした。では次に少ないのは次のうちどの都道府県でしょう?
解説
地方債依存度の割合は、単純に租税収入等が比較的潤沢、つまり「地方債の発行しなくても収入があるのでやっていける都道府県」が依存度低い結果になります。
沖縄県は縁故地方債しか発行が無く、地方債発行額が最も少ないため、地方債依存度が低い結果となっています。
沖縄県は、沖縄銀行と琉球銀行から2021年度期首で約312億円の縁故地方債による借り入れ残存額がありました。
縁故地方債とは、簡単に言えば「懇意にしている金融機関や企業などから県が借り入れするもの」なので、基本的には少額になります。
ちなみに面白いことに、地方債の発行額は、残高とは全く別の見え方になっており、地方債依存度の低い方に、地方債発行額の上位陣が並ぶという結果になっています。
最も依存度の少ない東京都は2019年度の地方債発行額(公募地方債、及び証書借入を除く縁故地方債。ただし共同発行分除く)では大阪府に次いで2位でした。
答え
D: 沖縄県
出典
地方財政状況調査・決算カード
総務省で毎年度、地方財政の状況を把握するため行っている「地方財政状況調査」の結果のうち普通会計歳入・歳出決算額、各種財政指標等の状況について、各都道府県・市町村毎に1枚にまとめたもの。